ガン×ソード

ヴァン対ガドヴェド、レイ対鉤爪の二場面が交互の展開していく話。
やっぱり、戦闘シーンがあるとかっこいい。
ヴァン対ガドヴェドは終始、ガドヴェドが押し気味で進んでいく。
実は始めっから鉤爪を連れてきたのはガドヴェドだったこと等、いろいろ言いたい放題でボッコボコに。
ヴァンもブチギレながら戦うも、次第に押されて焦りが見え始める。
っていうか、本当に言いたいことだけ言いまくりだ、ガドヴェド


レイの方は鉤爪が素敵にムカつく。
自分が相手の恋人殺しといて、しかもそのこと忘れて、貴方の心に彼女は生きています。復讐なんて矮小な夢です、と説く奴初めて見た。
これは奇麗事言ってるように見えて挑発してるのか。してるんだよな。
当然、キレにキレるレイ。凄くいい顔だ。
銃弾をブチ込むも、兄を人殺しにさせまいとするジョシュアが間に入り、届かず。
ジョシュアを撃ってしまったことに動揺するレイに、オリジナル7になれと鉤爪を差し出す鉤爪。
消沈した顔でその鉤爪を掴むレイ。


「捕まえた……!」ニタァァ


いい顔だ。凄くいい顔だ、レイ。
そのまま、シノの作ったボルケイノからの斉射で自分ごと鉤爪を葬ろうとしたところ、そのヨロイを見て鉤爪がシノのことを思い出す。
思い出した、この地下資源利用ヨロイの理論を作った人間だ、と。
となると、変だ。
彼女は自分の心の中に生きている。
生きている人間の復讐なんておかしいですよ、と。


うわぁ。


殺気ムンムンの相手によくぞここまで。
ちょ、挑発してるんですよね? 素で言ってないよね?
本気で憤死してもおかしくないぐらいにキレたレイが攻撃させるも、ウエンディの兄貴が鉤爪を助けにきてしまう。
そのまま、鉤爪組は脱出。


うーむ、ガドヴェドや兄貴はなんでこんなのに心酔してるんだ。
あれ聞いて、なんて素晴らしい考えだろう、と共鳴してるんだろうか。


そして場面は、ヴァン達へ。
ほぼ勝敗は決し、最早仲間にする価値もないとトドメを刺そうとするガドヴェド
逆転の手もなく、完全にうろたえるヴァン。
そこに、兄貴のヨロイに乗った鉤爪の姿が見える。


「ふっふふははは……ひゃっはははははははぁッ! 見つけたぁッ!!」


レイに勝るとも劣らない素敵な笑顔を見せるヴァン(主人公)


「ひゃっはっはっはっはッ!」(裏声)


水を得た魚のように一気に元気になって立ち直るヴァン。
迫るガドヴェドを、力任せで押し通る。
そのまま立ち往生するガドヴェドディアブロ
戦闘シーンは音楽も相まってめちゃくちゃカッコ良かった。
前半では、OPテーマまで流す盛り上げっぷり。

その後、ガドヴェドの死を聞いて平気そうにそれを悼む鉤爪の脇で、ファサリナが「羨ましい…」とつぶやくわけですが、鉤爪のために死ぬことができて羨ましい、ということでしょうか。
し、死にそうだ。
死なないでほしい。凄く個人的に。


最後、一度捨てた兄の銃を今度は自分の銃として拾うウエンディと合流するヴァン。
戦いの中で夜が明けていた空を見て、初めてウエンディと旅立ったときと同じ言葉を呟いて再び旅立っていく。


今日から俺は、夜明けのヴァンだ」



面白かったー。
三十分間目が離せませんでした。
前回までがあまり展開がなかった分、思いっきり話も動いて。
次回は、OPで一人だけシルエットの人が出る話かな。楽しみだ。


長くなったんで、極上DVDの感想はまた後日。